三月に入りました。
つい先日、雪が降ったと思ったら、今日は春のように暖かい一日。変わりやすいお天気に、少々(いや、かなりか・・・)身体がついていかないしんどさを感じつつも、この時期を越えると、やがて新しい季節がやってくるのだなという思いも浮かんできます。
何か新しいものに変わろうとする時、その過程に、独特の「揺れ」が伴うことがあるようです。
そして、その「揺れ」は、時に居心地悪いものであったり、苦しさを伴うものであったりします。けれども、その居心地悪さや苦しさの中には、次の新しいものへと変化していく為に、とても大切なものが同時に含まれているようです。
カウンセリングでも、一見、マイナス(ネガティブ)に見える感情、思いを、心の世界から排除してしまうのではなく、プラス(ポジティブ)な思いと等しく大切なものとして扱っていきます。
「どのような思いも、心の中にあっていい。全ての思いは、自分が自分自身を生きていくことにとって大切なものである」という前提となるような思いが心の中に成立してくることは、様々な心の問題を解決していく為に大切な役割りをしていくように思います。
・・・と、このコラムを記述しながら、私も、日々のおまじないのように、上に書いた言葉を思い浮かべてみています。